揺るぎなく在るもの

一昨日、電車の窓から差し込む光に俯いていた顔をあげると、橙色に染め上げられた空と燃えるように赤い太陽が目に飛び込んできた。これまでに見たことがあっただろうかと思う程に美しい夕焼けだった。ついさっき、空を見上げてみたら、しんとした夜の空気のなかで、研ぎ澄まされた刃のように凛として、磨き上げられた鏡のように冴え冴えと、輝く月があった。それはやっぱりとてもとても美しくて、何の言葉も持っていないわたしには、ただ美しいとしか言えないけれど、この記憶や胸に去来した想いは絶対に忘れることはないと、忘れたくはないと思った。

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